こんにちは。ハピングcolorラボを主宰・運営する よしのたかみ です。
1996年からカラリスト(色彩学講師・カラーコーディネーター・カラーセラピスト)として「色の使い方」をお伝えしています。
「色の使い方」というと、一般的には「洋服の色」「インテリアの色」「ウェブやサムネの色」などが想像されるようです。メンタルヘルスならば、「リラックスできる色」や「元気になれる色」といった辺りでしょうか。
もちろん、これらの「色選び」や「色合わせ」に関する「色の問題・悩みを改善する」ことは、カラーデザイン・カラーコーディネートのメインロードです。
その一方で、「色で問題・悩みを改善する」こともカラーデザイン・カラーコーディネートの役割です。なぜならば、私たちの情報判断の大部分は色に頼っているからです。つまりは「色の影響なしには諸々のことはありえない」となります。この色の影響を問題や悩みの解決に役立てるのが「色で問題・悩みを改善する」ということです。
解決したい問題候補はいくつかありそうですが、人生100年時代ということもあり「エイジングケア」を取り上げることにしました。
年齢を重ねる中で誰しもが抱える問題や悩みの改善・解決・解消に色の力を役立てることを目指しています。
もちろん、色だけで100%解決できるほどおめでたいことは言いません(言いたいところですが…)。
けれども、色が役立つことは確かにあります。
何より色は楽しく美しく豊かなものです。
その楽しさと美しさと豊かさとにサポートされたエイジングケアならば、「きっと幸せな歳の重ね方ができるはずです。
この思いから「ハッピーエイジング」と名付けました。
ハッピーエイジングに何よりも必要なことはウェルネスであること。
ウェルネスのための色々な色がHappy Agingを支えます。
「ウェルネス(wellness)」とは、「健康」をより広く捉えた新しい概念です。
毎日をよりよく生きるための健康維持・増進に向けた生活態度全般を含んでいます。
またHaapyAgingにとっても欠かせない要素の1つです。
Wellness refers to diverse and interconnected dimensions of physical, mental, and social well-being that extend beyond the traditional definition of health. It includes choices and activities aimed at achieving physical vitality, mental alacrity, social satisfaction, a sense of accomplishment, and personal fulfillment.
(Huseyin Naci, PhD と John P. A. Ioannidis, MD, DSc による定義)
ウェルネスとは、伝統的な健康の定義を超えた、身体的、精神的、社会的な幸福の多様で相互に関連した側面を指します。 これには、身体的な活力、精神的な明晰さ、社会的満足感、達成感、個人的な充実感を達成することを目的とした選択や活動が含まれます。(Google翻訳による直訳)
ウェルネスな感覚とは?
Haapy Agingをかなえるウェルネスと3つのキーワード。
軽やかさ・しなやかさ・潤い
「ウェルネス」の意味は理解できても、今ひとつピンとこなかったりもします。それは「ウェルネス」が包括的な概念だからです。
そこで、もっと身近なアイデアとして引き寄せるために、「ウェルネスな時って、どのような感覚なんだろう???」とイメージしてみました。
そこで浮かび上がってきたのが「軽やかさ」「しなやかさ」「潤い」の3つのキーワード。
肉体面、物質面、精神/思考面、社会(生活環境)面などにおけるコンディションにおいて、
「軽やかさ」「しなやかさ」「潤い」であることが、ウェルネスに通じると考えました。
具体的なアプローチのための合言葉は“Less is More”
【ウェルネスとハッピーエイジング 】に向けた行動を、無理なく無駄なく実践するために、“Less is More”の合言葉を用意しました。
“Less is More”は「より少なくするほど、より多くなる(得る)」と言い替えることができます。
少なくするのは何か? 何が多くなるのか? というのは状況と希望次第で色々な可能性があります。
ここでは、私がこれまで提供してきたカラーコーディネートやカラーセラピーのテクニックを通じて実践できる“Less is More”をまとめてみました。
Lessするモノやコトの配置は、これが絶対ということではありません。
また、Moreとの繋がり線も、これが絶対というわけではなく、色々なバリエーションが考えられます。
(これまでカラーコーディネートやカラーセラピーのレッスンを受けてくださった方からのフィードバックをベースに“Less is More”用にまとめています)
色はLessに有用的です。
カラーコーディネートは色数やアイテムの足し算…どちらかというと「More」のイメージをもたれる方も多いでしょう。
もしかしたら、それは誤解かもしれません。
【色の作用を活用して問題の解決を図る】これがカラーコーディネートの本来の主旨です。
カラーセラピーにしても同様です。
解決したい問題が「Less」であれば、「Less」に向けた色の作用やテクニックを。
「More」であれば、「More」に向けた色の作用やテクニックをフル稼働させていきます。
つまりは【Less】にも【More】にも有用的です。